バケットリスト(一生のうちに絶対やりたいこと・なりたいもの)のひとつに、「英語が話せるようになりたい」というのがある。
その割には必死に勉強したことはなく、あらゆる勉強方法や教材を知ってはいるが続いたものはほぼなかった。
20年以上前にイギリスに4か月語学留学したことがあるが、トルコ人と韓国人と仲良くしていたり、異文化を楽しんだだけで帰ってきた。
そして未だ話せるようにはなっていない。
幸せな島国ではグローバルな言葉の価値を見出しにくいのと、文化背景の差が大きく習得しにくいというのが言い訳。
韓国ドラマを字幕で見ながら覚えていく片言のような簡単さがない。
職場の自己啓発講座にオンライン英会話を見つけたのは2019年の夏だった。
とても緊張しながらトライアルをしたのを今でも覚えている。始めてみると、大金を払って語学留学したのがもったいなかったことがよく分かった。
今では日常になったオンラインでのやり取りは当時自分にとっては画期的で、安価で、時間の拘束も最低限で、移動もしなくていい。
一対一だけど画面越しなので距離があって願ったりかなったりだった。
やる気のない日も予約しているのでさぼれない緊張感があり、英会話以前に英語に向かう時間の伴走してもらっている感じだ。
何か月か休んだり、復活したりしながらもうすぐ5年になる。さすがに日頃の愚痴を英語で聞いてもらえるくらいにはなった。
講師はフィリピン人で南国のハイテンションな女性が多い。
プロフィールに音声コメントがあるので、発音のきれいな人を選んで毎日おしゃべりとテキストを使ってレッスンしている。
25分話っぱなしなので、普段の生活の中で一番頭を使っているかもしれない。
結局、文法と語彙の壁にぶち当たっているのは言うまでもなく、話せるようになるにはやるしかない。